ネット上のQ&AサイトやSNSでは、「黄色い花をプレゼントしたら関係が冷え切った」「バラの本数で失礼な意味になってしまった」という体験談が定期的に話題に上ります。なぜ同じ花でありながら、色や本数によって正反対の「怖い意味」が生まれるのでしょうか。
1. 「黄色」と「黒」に潜む歴史的・キリスト教的背景
西洋の花言葉体系において、黄色はかつて「裏切り」「偽り」を象徴する色とされてきました。キリストを裏切ったイスカリオテのユダが着ていた衣服が黄色で描かれた中世絵画の伝統が、植物の象徴体系に投影されたためです。
- 黄色いバラ:「愛情の薄らぎ」「嫉妬」「友情」
- 黄色いチューリップ:「望みのない恋」「実らぬ愛」
- 黒赤色・黒紫色のバラ:「死ぬまで憎む」「決して滅びぬ怨み」
- 黒いチューリップ:「私を忘れてください」
日本では「ビタミンカラー」「明るい色」として好まれる黄色ですが、花言葉に精通している相手に贈ると、「なぜこの色を選んだのだろう」と不要な詮索を生む原因になり得ます。
2. バラの本数が告げる「愛」と「拒絶」の真相
バラは本数によって精緻なメッセージを持ちます。愛を深める本数がある一方で、特定の数字には明確な謝罪や拒絶の意味が付与されているため注意が必要です。
- 1本:「一目惚れ」「あなたしかいない」
- 3本:「愛しています」「告白」
- 11本:「最愛」「宝物」
- 12本(ダズンローズ):「私の妻になってください」「感謝・誠実・幸福・信頼・希望・愛情・情熱・真実・尊敬・栄光・努力・永遠」
- 15本:「ごめんなさい(謝罪)」
- 16本:「不安な愛(変わりやすい愛)」
- 17本:「絶望的な愛」
- 99本:「永遠の愛」「ずっと一緒にいよう」
- 108本:「結婚してください(プロポーズの決定打)」
手頃な大きさの花束を作ろうとして無意識に15本や16本を選んでしまうと、意図せず「関係の破綻や謝罪」を暗示することになります。