日赤への就職という選択の背景には、天皇皇后両陛下からの多大な影響がある。父である徳仁天皇は長年にわたり水問題をはじめとする地球規模の環境課題・防災研究に尽力され、母である雅子さまは日本赤十字社の名誉総裁として全国の病院や被災地へ温かな眼差しを注ぎ続けてこられた。
幼少期から、両陛下が被災地を訪問され、膝をついて被災者に寄り添われる姿を間近で見て育った愛子さまにとって、人道支援・社会福祉事業は極めて身近で尊い使命として心に刻まれていた。
自らの言葉で「社会のお役に立ちたい」と語られた背景には、皇室の伝統を守りつつも、時代が求める福祉の精神を直に実践したいという強い意志が貫かれている。