2026年4月、学習院大学文学部日本語日本文学科に入学された愛子内親王。しかし、その門出は新型コロナウイルスの猛威と重なり、キャンパスに通うことすら叶わない異例のスタートを余儀なくされた。皇居・御所の自室で連日パソコンに向かい、課された膨大なレポート課題に取り組む日々。同世代の若者と同じく、友人と直接顔を合わせられない孤独な状況下でも、弱音を吐かれることはなかったという。
本格的な通学が叶ったのは4年生になってからのことだった。緑豊かなキャンパスで同級生と談笑し、図書館で資料を渉猟する。父である徳仁天皇と母である雅子皇后は、長女のそうした日常の回復を誰よりも温かく見守られていた。遅れてやってきたキャンパスライフのなかで、学習院大学の伝統的な学問の府としての空気を肌で吸収しながら、知的な探求を着実に深めていかれた。