愛犬と電車に乗れる?Jr私鉄ルール比較と知っておくべき条件に関する基本知識を初心者にも親しみやすくまとめました。詳細を読もうことができます。

ゴールデンレトリバーやラブラドール、シベリアンハスキーといった大型犬は電車に乗れるのかという疑問に対する答えは、現状の鉄道規則上は「不可(乗車できない)」である。

前述の通り、鉄道の手回り品規定は「ケージを含めて10kg以内」「3辺合計120cm以内」と定められており、20kg〜30kgを超える大型犬をこの制限内に収めることは物理的に不可能だからである。「ケージに入れずにリードで歩かせて乗る」「口輪をつけて乗車する」といった海外の一部鉄道で見られる運用は、日本の一般旅客列車では一切認められていない。

ただし、ここで明確に区別しなければならないのが、身体障害者補助犬(盲導犬・介助犬・聴導犬)の存在である。

「身体障害者補助犬法」第8条に基づき、国や地方自治体、公共交通機関、不特定多数が利用する施設において、補助犬を同伴する身体障害者の受け入れは法的な義務として定められている。したがって、認定を受けた補助犬は、大型犬であってもケージに入れる必要はなく、表示(ハーネスや識別表示板)を付けた状態で飼助者とともにそのまま車内に同伴乗車することが認められている。

一般のペット犬と身体障害者補助犬は、法的位置づけも果たす役割も根本から異なる。一部で「大型の補助犬がそのまま乗っているのだからペットも乗せてよいはずだ」という論調が見られるが、これは制度の趣旨と法的根拠を取り違えた重大な誤解である。