愛犬の口臭ケアが一転…麻酔事故や無麻酔の危険性、「歯石除去」に潜む知られざる死亡リスクと後悔しない予防歯科の選び方に関する主要なデータを詳しく解説いたします。

犬の歯石除去を本格的に行う場合、歯周ポケットの奥まで洗浄するために全身麻酔が不可欠となる。人間と違い、指示を聞いてじっと口を開けていられない犬にとって、痛みを伴う器具を安全に使うには麻酔が必要だからだ。

だが、麻酔には常にリスクがつきまとう。統計的にも、健康な犬であっても全身麻酔による死亡率は数千頭に1頭の割合で発生すると報告されている。高齢犬や循環器・呼吸器・腎臓に持病を持つ犬の場合、その確率は跳ね上がる。

主な死因としては、麻酔薬に対するアナフィラキシーショック、急激な血圧低下による心停止、気管挿管時のトラブルや喉頭痙攣による低酸素脳症などが挙げられる。特に事前の血液検査や胸部X線検査で発見しきれなかった潜在的な心臓病が存在した場合、麻酔導入と同時に容態が急変することがある。