メディアで福地桃子の名を目にした多くの人が最初に抱く疑問が、「哀川翔の娘なのに、なぜ『哀川』ではなく『福地』なのか」という点です。親子でありながら異なる苗字を名乗っていることから、一見すると芸名で別姓を選んだかのように思われがちですが、事実関係はその正反対にあります。
哀川翔の本名は「福地家宏(ふくち いえひろ)」です。「哀川翔」という名前は、彼が劇男一世風靡のメンバーとして芸能界に足を踏み入れた際に名付けられた芸名であり、本名の姓はまぎれもなく「福地」なのです。つまり、娘である福地桃子は芸名ではなく本名「福地桃子」のままで芸能活動を行っています。
芸能界入りを決意した際、彼女は父親の偉大な名声に甘えることなく、一人の役者として自立した評価を受けたいという強い意志を持っていました。所属事務所も哀川翔が所属する事務所ではなく、自らの足でオーディションを受け、新垣結衣らが所属していた大手芸能プロダクション「レプロエンタテインメント」を選択。公式な場や初期のオーディション現場では「哀川翔の娘」という肩書きを一切伏せて挑んだ経緯があります。本名を名乗り続けた選択そのものが、彼女の役者としての覚悟と誠実さを物語っています。