百合川みどりが物語に本格的に登場するのは、後半になってからだ。リルカとの対決のあとに百合川の妹『みどり』が登場したり、また面倒なことにれい子が巻き込まれたりと物語はどんどん進んでいく。序盤から姉・サキの存在感が圧倒的に大きかったぶん、みどりの登場は読者にとって待望の瞬間でもあった。
姉サキとは対照的に、みどりは精神年齢が幼いという特性がある。そのため、戦闘面では強くても、どこか無垢な印象を持つ。その落差が、このキャラクターに奇妙なまでの存在感を与えている。強さと幼さが同居する、そういう複雑な魅力だ。