圧倒的な赤み消し性能を誇る一方で、その強力な染料設計ゆえに生じる「技術的な落とし穴」も存在します。ネット上では「アディクシーならどんな髪でも万能に外国人風になる」という言説が見受けられますが、これは完全な誤解です。
最大の盲点が、ハイトーン毛やブリーチ毛に対してエメラルドやサファイアを不用意に単品使用した際に起きる「緑沈み(グリーン発色)」です。黄色く脱色された髪(14レベル以上)に強い青をダイレクトに入れると、絵の具の青と黄色が混ざる原理で、濁ったモスグリーンのように沈殿してしまいます。これを防ぐためには、サロン側でアメジスト(紫)などの補色を数パーセント加える緻密なアディクシーカラー レシピ 配合のコントロールが欠かせません。
もう一つの誤解が、白髪への対応力です。「白髪も一緒にくすみ系で明るく染めたい」と希望する声が増えていますが、アディクシーは黒髪のメラニンを削りながら高彩度を発色させるファッションカラーであり、白髪をしっかりカバーする親和性染料は含まれていません。しかし現在、現場ではアディクシーカラー 白髪染め 明るめの需要に応えるため、アディクシーのディープライン(深みを与えるシェード)や、ブラウン系の染料を20〜30%絶妙にミックスすることで、白髪を浮かせずハイライト感覚で馴染ませる高度な調合テクニックが確立されています。白髪率や生え方の状態を無視して単品塗布すると、白髪部分だけが青白く光って浮いてしまうため、事前のプロによる診断が不可欠です。