2026年4月、京都大学数理解析研究所は記者会見を開き、望月教授のIUT理論論文が同研究所の編集する国際専門誌『PRIMS(数理解析研究所紀要)』に正式受理されたと発表しました。約8年におよぶ前代未聞の長期査読を終え、2026年に特別号として出版されたのです。
しかし、通常であれば学術誌への掲載をもって「証明の正当性」が確立されるはずの数学界で、異例の事態が続きます。欧米の主要な数学者たちから「望月教授が編集委員長を務める機関誌での掲載であり、客観的な第三者査読と言えるのか」という疑念の声が上がったためです(※望月教授自身は当該論文の査読手続きからは完全に除外されていました)。
この膠着状態を打破すべく動いたのが、株式会社ドワンゴ創業者の川上量生氏でした。川上氏が私財を投じて設立した財団は2026年、「IUT理論の本質的な欠陥を指摘した数学論文」または「理論を発展させた優れた研究」に対して100万ドル(約1億5,000万円)の賞金を授与する「IUT革新賞」を創設。民間主導で数学的論争に決着を促す前代未聞の試みとして、世界的なニュースとなりました。