Abalanceの業績を読み解く上で外せないのが、グループ売上高の大部分を叩き出す連結子会社ベトナム・サンジー社(VSUN)の存在です。高性能太陽光パネルの製造・販売を手掛けるVSUNは、北米市場の旺盛なクリーンエネルギー需要を取り込み、同社を急激な売上高1,000億円超企業へと押し上げました。
一方で、近年の決算発表では外部環境の急激な変化が業績の足を引っ張る場面も見られます。米国の通商政策変更に伴う関税適用の有無、原材料であるシリコンウエハーの価格変動、そして現地工場の稼働率推移が利益率を大きく揺さぶってきました。
国内事業に目を向けると、EPC(設計・調達・建設)や発電所保有による売電収入(O&M事業)は着実なキャッシュフローを生み出しています。しかし、全体収益におけるVSUNのウェイトが極めて高いため、海外情勢の僅かなブレが決算サプライズとして現れやすい体質が続いています。