この劇場の歴史を語る上で、園長である宮沢厚氏の存在を抜きにはできない。長年にわたり日本テレビ放送網の人気番組『天才!志村どうぶつ園』で志村けんさんと深い親交を結び、天才チンパンジーのパンくんと共に数々の伝説的なシーンを日本中に届けてきた。画面越しに伝わってきたあの温かい眼差しは、いまもこの劇場の根底に脈々と息づいている。
宮沢氏が志村さんとの現場で培った「動物ファースト」の精神と、観る人を心から楽しませるユーモアの美学。それは劇場のスタッフ全員に共有され、動物への接し方ひとつひとつに現れている。無理強いをせず、個性を尊重し、信頼で結ばれたパートナーとして舞台に立つ。その姿勢こそが、長年にわたって人々を魅了し続ける最大の理由だ。