伊原剛志のキャリアの原点は、千葉真一率いるジャパン・アクション・クラブ(JAC)にあります。高校卒業後の1982年に入団し、過酷なアクションやスタントの基礎を叩き込まれました。この若い頃に培った強靭なフィジカルと運動神経が、後のアクション俳優としての強固な土台となります。
転機となったのは、1996年のNHK連続テレビ小説『ふたりっ子』。ヒロインの相手役となるプロ棋士・黒岩勝役を泥臭く熱演し、全国的な知名度を獲得しました。その後も大河ドラマ『風林火山』『新選組!』、映画『超高速!参勤交代』など、数多くの名作で唯一無二の存在感を発揮します。
そして2006年、クリント・イーストウッド監督のハリウッド映画『硫黄島からの手紙』において、バロン西こと西竹一男爵役に抜擢。流暢な英語力と気品、そして武士道精神を体現した熱演は世界中から絶賛を浴び、国際派俳優としての地位を確立しました。