「憧れの女優と同じモデルを購入したのに、自分が掛けるとなぜか野暮ったい、あるいはコミカルに見えてしまう」という悩みは後を絶ちません。ここには、ネット上の商品スペック紹介では語られない決定的な盲点が存在します。
第1の盲点は、瞳の位置(黒目の中心)とレンズ中心のズレです。アイウェアの黄金比は「レンズの横幅・縦幅それぞれの中心から、やや内側かつやや上部に黒目が位置する」状態です。芸能人は小顔で目鼻立ちが中央に立体的に配置されていることが多いため、大ぶりな海外規格フレーム(USフィット)でもバランスが崩れません。しかし、一般的な骨格の人が無調整のまま着用すると、黒目がレンズの内側に寄りすぎて寄り目に見えたり、フレームが頬骨に乗ってしまったりします。
第2の盲点は、レンズの「度数による目の縮小」と「無反射コーティング」の有無です。芸能人の着用写真の多くは、撮影用の度なしクリアレンズ(反射防止マルチコート仕様)や伊達メガネです。強い近視度数のレンズを入れると目が小さく見え、フェイスラインがレンズの内側で段差になってしまいます。度付きで使用する場合は、レンズサイズが小さめのクラシックフレームを選び、超薄型非球面レンズを採用するなどの補正設計が不可欠です。