今注目を集めている 2026年、東京で最も静謐な革新。南青山の隠れ家で目撃する「日本茶の未来」と未知なる五感の覚醒について、多角的な視点を整理して公開しています。

お茶の引き立て役として欠かせないのが、コースの随所に挿入される自家製の和菓子だ。四季の移ろいを繊細に表現した生菓子は、甘さを極力控えめに抑え、素材本来の風味や食感を強調した仕上がりになっている。

例えば、春にはほのかな苦みのある山菜や柑橘を使った餡、秋には香ばしい堅果類をあしらった餅菓子。これらが温かい煎茶やほうじ茶と口の中で合わさった瞬間、お互いの要素が補完し合い、まったく新しい第三の味わいが生まれる。甘味とお茶の単なる「食べ合わせ」を超えた、計算し尽くされた味覚のフュージョンがここにある。