彼が提示する独自のカスタムスタイルは、カスタムバイク市場のトレンド形成にも多大な影響を及ぼしている。単に古い車両の価格を跳ね上げるコレクター的な視点ではなく、実際に乗って楽しむ「ライフサイズなカスタム」の提案は、業界のビルダーやショップにとっても大きな刺激となっている。プロ任せにするだけでなく、ユーザー自身が発想し、手を入れる楽しさを広めた功績は計り知れない。
このムーブメントは、オートバイ産業全体にも新しい風を吹き込んでいる。古い車両の魅力に目覚めた若いライダーがDIYでのパーツ加工に挑戦するなど、市場の多様性を後押しする動きが各地で生まれている。単なる移動手段としてのバイクではなく、自己表現のキャンバスとしての乗り物。その価値観を提示し続けることが、業界全体の活性化に大きく寄与しているのだ。