ビルがそびえ立つ一帯は新梅田シティと呼ばれ、開発を主導した積水ハウスの本社が置かれている。無機質なコンクリートジャングルと対極をなすのが、敷地内に広がる豊かなランドスケープだ。都市再開発の先駆モデルとして、日本の原風景を再現した「新・里山」や、安藤忠雄氏の発案による巨大な緑の壁「希望の壁」が配置され、野鳥や昆虫が憩うビオトープが息づく。
かつては梅田中心部からのアクセスに地下道を経由する必要があったが、うめきた2期(グラングリーン大阪)の街びらきに伴い、緑豊かな歩行者空間でシームレスに直結した。超近代的なビル群と緑陰が美しく調和するランドスケープは、歩くだけで都市の未来像を肌で感じさせてくれる。