スマホネイティブ層の行動様式が、ドラマ作りの現場そのものを激変させている。特にここ1〜2年で急速に台頭した「縦型ショートドラマ」の影響力は無視できない。冒頭3秒で引き込み、1分ごとに展開を作るテンポ感。この手法を取り入れた中編・長編ドラマが、圧倒的な維持率を叩き出しているのだ。
ある大手制作会社のプロデューサーは語る。「ダラダラとした説明台詞はすべて削ぎ落としました。視聴者が離脱する隙を与えない。ただし、単なるファストコンテンツで終わらせないための『深い余韻』をどこに残すか。そこにクリエイターの腕が試されています」。長尺の人間ドラマであっても、緩急の付け方ひとつで順位が大きく乱高下する時代なのだ。