2000年代後半に社会現象となった『こびとづかん』。当時、小学生や幼稚園児として図鑑を穴があくほど眺めていた世代が、今や20代の購買層へと成長した。彼らにとって、これは単なるノスタルジーではない。洗練されすぎたデザインがあふれる現代において、あの生々しく異彩を放つデザインが「究極の個性的アイコン」として新鮮に映っているのだ。
「きれいな可愛さには飽きた。このクスッと笑える違和感が最高に愛おしい」。都内の服飾専門学校に通う19歳の学生はそう語る。SNSでは、購入したフィギュアをカフェのテーブルに並べ、映え写真として投稿するスタイルが定着。TikTokやInstagramでのハッシュタグ投稿数は2026年から2026年にかけて急増し、ブームの再燃を強烈に後押ししている。