ストレスで腸が止まる?便秘の原因と自律神経を整える最新アプローチの基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点で紐解きます。

ストレス由来の便秘には、独特の形状と症状が現れる。代表的なのが、大腸が過度な緊張によって引きつり、便がうさぎのフンのように硬くコロコロとした状態になる痙攣性便秘(けいれんせいべんぴ)だ。水分を十分に吸収する間もないまま、ぎこちない腸の収縮によって出口が閉ざされる。

消化器内科学の分野において、こうした病態は過敏性腸症候群(IBS)の便秘型として診断されることも少なくない。強い痛みを伴い、排便後も残便感が残るのが特徴だ。日本消化器病学会の診療ガイドラインにおいても、心理的ストレスが発症や症状増悪の主要因子であると明記されている。責任感が強く、几帳面な人ほどこの罠に陥りやすい。