メインストリートの喧騒から一歩横丁へ足を踏み入れると、そこには地元の人々が日常を営む深い沖縄の姿がある。いわゆる「裏国際通り」と呼ばれる太平通りやサンライズなはなどのアーケード街だ。
その中核をなすのが、リニューアルを経てさらなる活気を見せる第一牧志公設市場である。1階の鮮魚コーナーには、鮮やかな青色が目を引くイラブチャーや真っ赤なミーバイがズラリと並ぶ。購入した魚介を2階の食堂でそのまま調理してもらう「持ち上げシステム」は健在だ。市場の周辺には、沖縄そばの出汁で煮込んだおでんを出すレトロな居酒屋や、早朝から行列ができるポークたまごおにぎりの隠れた名店が点在する。観光客向けの顔とは一味違う、人間味あふれる笑顔と方言が交錯する空間こそ、このエリア最大の穴場と言えるだろう。