西條茜の名を国際的なアートシーンに深く刻む契機となったのが、愛知県陶磁美術館で開催された愛知トリエンナーレ2025での大規模なサイト・スペシフィック展覧会「シジフォスの柘榴」だ。
日本有数の窯業地である愛知の地で、彼女は美術館の空間特性と地元の陶業史を巧みに融合させた。巨大な陶構造物と音が響き合うインスタレーションは、多くの観客と批評家を圧倒した。
世界的なアートフェアと公立美術館での展覧会
国内にとどまらず、海外市場や国際的展覧会での評価も加速している。
- アート・バーゼル(Art Basel Hong Kong / Art Basel Paris):世界最高峰のアートフェアにおいて、日本の若手現代陶芸家を代表する存在として作品が出品され、海外コレクターの注目を集めた。
- 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(MIMOCA):洗練された空間構造を持つ同館での個展を通じ、建築空間と陶彫刻の新たな関係性を提示。
- 京都国立近代美術館「#WhereDoWeStand?—Art in Our Time」(2025–2026):現代社会における表現の立ち位置を問う企画展に選出され、工芸の枠を超えた現代美術家としての地位を確固たるものとした。