関西学生アメリカンフットボール連盟が統轄するDiv.1の今シーズンは、過去数年で見られなかったほど拮抗した群雄割拠の相貌を呈している。絶対王者として長年リーグを牽引してきた常連校が盤石の強さを見せる一方で、緻密なスカウティングと新戦術をひっさげた追撃校がその背中に肉薄する。激闘の舞台裏で繰り広げられているのは、徹底されたコンディショニングと、ミリメートル単位で修正されるプレイブックの攻防だ。
前線のフィジカルバトルにおけるスピード感は急激に増した。パスプロテクションの精度、オープン展開への追随力、そして3rdダウン・ロングという極限状態でのメンタリティ。どこか一つの歯車が狂えば、一瞬でスコアボードが塗り替えられる。今やどのチームにとっても、全勝で駆け抜けることは至難の業だ。