2026年のビーチシーズン、マリンショップの店頭で圧倒的な存在感を放っているのが、進化型のエアー注入式フロートだ。かつての製品は「空気を入れるのが面倒」「岩場で擦れるとすぐに穴が空く」といった悩みがつきものだった。しかし、軍用ボートの技術を応用した高密度ドロップステッチ構造の採用により、折りたためば小型バックパックに収まるコンパクトさでありながら、空気を入れれば木製デッキ並みの硬度を発揮する。
さらに注目すべきは、微小な電動スラスターを搭載したスマートフロートの台頭だ。水流に逆らって位置を自動保持する「アンカーモード」や、スマホ操作による微速移動機能を備える。湘南でマリンショップを営む佐藤健太氏(42)は語る。「以前は子ども用の浮き輪を買うお客様が中心でした。ですが今は、30代から50代の大人が『海の上で読書や仕事をするため』に十数万円のプレミアムフロートを購入されていきます。海の楽しみ方そのものが変わったのです」