2026年を迎えた現在、飲料大手各社が注力しているのは、国内での消耗戦ではなく「海外成長市場の取り込み」と「ウェルビーイング(健康・脱アルコール)領域の開拓」です。
アサヒは、アルコール度数3.5%以下の商品を拡充する「スマートドリンキング(スマドリ)」戦略をグローバル規模で加速させています。ヨーロッパやオセアニアで獲得した販売網を通じ、高付加価値なノンアルコールビールやプレミアム商品の輸出拡大に力を注いでいます。
サントリーも同様に、ジャパニーズウイスキー「山崎」「白州」や米国「ジムビーム」を軸としたプレミアムスピリッツの深耕、さらには缶入りRTD(Ready to Drink)の北米・豪州展開を加速させています。国内市場のパイを奪い合う段階はすでに終わり、世界規模でのブランド力向上こそが両社の共通テーマです。