吉川ひなのの人生の転換点を語る上で、数年前に発表された著書『Dear ME』の存在を外すことはできない。幼少期の壮絶な体験、芸能界での葛藤、そして長年抱え続けてきた心の内面を包み隠さず綴ったあの自伝は、多くの読者に衝撃を与えた。
自分自身の過去と正面から向き合い、トラウマを乗り越えて「自分を愛する」ことを知った彼女だからこそ、自分自身に嘘をつく生き方には耐えられなかったのだろう。自己受容のプロセスを経たからこそ辿り着いた関係性の解消。それは決して投げ出しではなく、自分自身と子供たち、そしてパートナーに対する誠実さの表れだった。