『オドループ』の爆発的拡散を語る上で絶対に外せないのが、公式ミュージックビデオ(MV)の存在です。映像監督・スミスが手掛けたこのMVは、公開直後からネット上で凄まじい反響を巻き起こしました。
多くの視聴者が釘付けになったオドループ MV ダンサーを務めたのは、当時新進気鋭のファッションモデルとしてカルチャーシーンで注目を集めていたうちだゆうほとアリスムカイデの2人です。
MVにおける彼女たちの特徴は、「終始ほぼ完全な無表情」で、手を左右に振るシンプルなステップを淡々と踊り続ける点にあります。笑顔を振りまく一般的なプロモーションビデオとは対照的に、人形のような冷ややかさとスタイリッシュな佇まいで踊る2人のビジュアルは、強烈な違和感となって視聴者の脳裏に焼き付きました。
この「無機質なダンス×熱狂的なダンスビート」というシュールな対比構造が、インターネット文化と抜群の親和性を発揮しました。「踊ってみた」動画の投稿や、イラストレーターによるファンアートの題材として瞬く間に拡散。2026年代以降のショート動画プラットフォーム(TikTokやInstagramリール)においても、誰もが真似しやすい振り付けとして再評価され、新たな世代のインフルエンサーたちによって幾度となくカバーされ続けています。