アシタカがサンに手渡した「黒曜石の小刀」。カヤから贈られた大切な護符を、あっさりとサンに渡してしまったこの行動は、古くからファンの間で物議を醸してきた。しかし、この小刀の譲渡こそが、当時の婚姻の儀式に相当するという説が有力だ。
「小刀を渡す=命を預ける、すなわち夫婦(めおと)となる誓い」という解釈は、民俗学的な観点からも支持されている。ネット上では「カヤの気持ちを考えると複雑だが、アシタカにとってサンはそれほどまでに決定的な存在だった」という意見が今なお主流であり、この首飾りのシーンの後に二人の関係が決定的なものになったとする見方が強い。