伝統を守るということは、単に古い形式に固執することではない。時代に合わせて柔軟に姿を変えることでもある。小樽商科大学応援団の歴史において、最も革新的だった出来事の一つが「女性団長」の誕生だ。
かつては男子学生の専売特許とされていたバンカラ応援団の世界。そこに飛び込んだ女性団員たちは、男子部員と全く同じ厳しい練習をこなし、力強い演舞と声量で周囲を圧倒した。
性別の壁を取り払い、純粋に「母校を応援したい」「伝統を守りたい」という意志を持つ誰もが活躍できる組織へ。この変化こそが、小樽商科大学応援団が現代においても生き残り、愛され続ける最大の理由である。