皇室の伝統を象徴する重要な営みの一つが、明治以降、歴代の皇后に引き継がれてきた「紅葉山御養蚕所」でのご養蚕です。日本固有の蚕の原種である「小石丸」を守り育ててこられた美智子さまから、この伝統は雅子さまへと無事に引き継がれました。
雅子さまはご体調を考慮しながらも、毎年春から初夏にかけて桑摘みや給桑(きゅうそう)、繭の収穫に真摯に取り組まれています。そこに愛子さまも加わられ、お母さまの手元を見つめながら技術と心を学ばれている姿が公式映像や報道を通じても紹介されています。
日本赤十字社の活動をはじめとする社会貢献への関心や、他者を思いやる慈愛の眼差しは、美智子さまから雅子さまへ、そして愛子さまへと確実に受け継がれています。この連綿たる精神の継承こそが、世代間の確執という俗説を打ち消す最大の事実です。