龍虎 勢朋(りゅうこ せいほう)、本名・鈴木忠清(すずき ただきよ)は、1941年1月9日に東京都大田区で生まれました。日本大学高等学校を経て、名門として名高かった花籠部屋へ入門。186cmの長身とすらりとした長い脚、彫りの深い端正なマスクから、入門当時より「角界のプリンス」として大きな注目を集めました。
当時の花籠部屋は、第44代横綱・栃錦に憧れて集まった若乃花(初代)の系統を汲む強豪部屋であり、のちに第54代横綱となる輪島や、大関・貴ノ花(初代)、関脇・魁傑(後の放駒部屋創設者)ら錚々たる面々が切磋琢磨していました。龍虎はその看板力士の一角として、1957年5月場所の初土俵から着実に番付を上げ、1968年3月場所で新入幕を果たします。
突き押しと右四つからの力強い寄りを得意とし、1970年5月場所には最高位となる東小結に昇進。土俵上の精悍な姿と明るい人柄で、大相撲界に新しいファン層を呼び込む原動力となりました。