ネット上には「雨の日は大型ショッピングモールに行けば間違いない」「雨天時は温泉が空いている」といった情報が溢れていますが、現場の取材データを検証すると深刻な落とし穴が浮き彫りになります。
第一の誤解は、「大型商業施設なら雨のストレスがない」という思い込みです。実際には、駐車場直結商業施設であっても、別棟の立体駐車場から本館への連絡通路に屋根がない構造の施設が少なからず存在します。また、周辺交差点の雨天渋滞により「駐車場に入るだけで40分待ち」という事態が頻発します。傘を使わずに済む濡れないお出かけスポットを狙う際は、地下駐車場からエレベーターで直結しているか、連絡ブリッジが完全屋内化されているかを事前にフロアマップで確認しなければなりません。
第二の誤解は、「雨の日はみんな外に出ないから人気施設も空いている」という説です。実際は正反対で、屋外テーマパークや公園へ行く予定だった層が雪崩を打つように屋内施設へと流入します。観光マーケティング機関の動向調査によると、雨天の週末における屋内エンタメ施設の混雑指数は、晴天時の最大1.6倍に達します。「行けばなんとかなる」という見切り発車は、長蛇の列による疲弊を招く最大の原因です。