高級店の代名詞である株式会社叙々苑をはじめ、主要各社が昼のメニュー展開やプレミアムな重ものメニューに力を注ぎ始めた動きは極めて象徴的だ。全国焼肉協会がまとめた最新の動向調査によれば、夜間の大規模な宴会需要が変化する一方で、ランチ帯における客単価と利用頻度は着実に上昇を続けているという。
飲食業全体を見渡しても、昼時間帯の設備稼働率を高めることは経営上の最優先課題となっている。夜と同じクオリティの肉をランチで惜しみなく提示することで新規顧客を獲得し、ブランド価値を高める戦略が、業界全体の底上げにつながっているのだ。