ハードウェアとしての換気システムが優れていても、自身の行動で防備を固めるに越したことはありません。乗車前から下車後まで、スマートに実践できる具体的な予防策を挙げます。
第1に、ピーク時間帯の号車選びです。のぞみ号やはやぶさ号などの最速達列車は混雑しやすい一方、少し停車駅の多い列車(ひかり号ややまびこ号など)を選ぶだけで、車内の混雑率が大幅に下がります。また、16両編成の新幹線では、改札口や階段に近い号車(7〜9号車付近)に人が集中し、端の号車(1号車や16号車)は比較的空いている傾向があります。
第2に、アルコール除菌シートの携帯です。新幹線のテーブル、アームレスト(肘掛け)、リクライニングレバーなどは不特定多数が触れる接触ポイントです。着席直後にサッと拭き取るだけで、接触感染のリスクをほぼ完全に排除できます。
第3に、空調吹き出し口の調整です。座席上部にある個別のエアコン吹き出し口を開放し、顔の周辺に新鮮な気流を作っておくことで、滞留した空気の吸い込みを防ぐ効果が期待できます。