麺舗十六のアイデンティティを語る上で、店内奥の製麺室で毎朝打ち立てられる極太自家製麺の存在を外すことはできません。うどんと見紛うばかりの太さを持ちながら、芯まで均一に火が通り、噛み込むごとに小麦本来の甘みが弾けます。この麺を受け止めるスープは、豚骨や丸鶏などの重厚な動物系出汁に、厳選された煮干しや鰹節などの魚介出汁を濃密にブレンドしたもの。表面に浮かぶ香味油が全体をまとめ上げ、最後の一滴まで力強い旨味を保ち続けます。
メニュー構成は、看板である「つけ麺」を筆頭に、酸味と油のアクセントが効いた「Bつけ麺」、丼いっぱいに芳醇な香りが広がる「中華そば」、汁なしでダイレクトに麺の旨さを味わう「油そば」などがラインナップされています。特につけ麺は、麺の温度を「冷や盛り」または「熱盛り」から選択可能で、季節や個人の嗜好に合わせた楽しみ方が確立されています。