問題の動画は、登山客が偶然スマートフォンで撮影したものだ。霧が立ち込める針葉樹林の奥、木々の間を凄まじい速度で移動する影が映っている。体長は2メートル近くあるように見える。驚くべきは、その移動スタイルだ。四足歩行から滑らかに二足歩行へと移行し、斜面を駆け上がっていく様子が記録されていた。
デジタルフォレンジックの専門家は「動画に明らかな編集の痕跡は見られない」と分析する。しかし、これだけで未知の生物の実在を証明することはできない。野生化した大型の野犬、あるいはヒグマの見間違いではないかという冷ややかな見方も根強い。それでも、ネット上の興奮は冷めやらない。