シーサンドコートが他の外壁材と決定的に異なる点は、その素材構成にある。一般的な吹付塗料はペイントと骨材(砂利や石英)のみで構成されることが多い。しかし、シーサンドコートの内部には、細かく砕かれた天然の貝殻や雲母が緻密に練り込まれている。
光が当たる。粒子が乱反射する。時間帯や季節、天候によって外壁の見え方が劇的に変化する。朝の柔らかな光の中ではマットで穏やかな表情を見せ、昼間の強い太陽光の下では細かな結晶が宝石のように煌めく。この立体的な表情こそが、多くの施主を魅了してやまない最大の理由だ。
自然由来の素材がもたらす独自のデザイン性
使用されている貝殻は、主に北海道産のホタテの殻などを再利用したエコロジカルな素材でもある。環境への配慮と高級感を同時に達成するアプローチだ。さらに雲母の薄片が層をなすことで、塗装表面に深みのあるグラデーションを生み出す。