この独特なスタイルの原点を辿ると、一人の情熱的な料理人にたどり着く。創業者である田中吉和だ。洋食シェフとして修業を積んだ彼は、本格的なデミグラスソースの技法をカレーに応用し、今までにない濃厚で深いコクを持つカレールーを完成させた。1961年の創業以来、試行錯誤を重ねて確立されたそのレシピは、まさに洋食の伝統と日本人の味覚が融合した結晶と言える。
その後、事業は組織化され、現在は株式会社カレーのチャンピオンとして全国へその味を発信している。時代が変わり、外食産業を取り巻く環境が激変しても、創業者がこだわった「安くて旨いものを腹いっぱい食べてほしい」という精神は変わらない。中央キッチンでの徹底した品質管理と、各店舗での丁寧な調理が組み合わさることで、どの店舗を訪れてもブレのない本物の味覚が保たれているのだ。