同社の快進撃は、テレビ東京系列の経済ドキュメンタリー番組『カンブリア宮殿』で大々的に取り上げられたことでも広く知られる。地方の小規模な食品製造小売業がいかにして全国区のブランドへと躍進したのか、その痛快な挑戦劇は全国の経営者やビジネスパーソンに鮮烈なインパクトを残した。
番組内で浮き彫りになったのは、安売り競争に背を向け、徹底して「高付加価値化」へと舵を切った覚悟だ。大量生産・大量消費の波に呑まれることなく、自社の強みを極限まで磨き上げる戦略は、地方企業が生き残るための教科書として絶賛された。
放送以降、工房への問い合わせは爆発的に増加。しかし同社は浮き足立つことなく、生産体制の品質維持を最優先にした。この実直で揺るぎない姿勢が、消費者からの厚い信頼をより強固なものにしている。