治安維持と若年層保護を掲げる大阪府警察は、路上での客待ち行為に対して売春防止法を適用し、厳格な一斉摘発や指導を断続的に敢行している。覆面捜査官による現行犯逮捕や職務質問の徹底によって、一時は路上から人影が消えたかのように見える瞬間もある。
だが、摘発の翌週には再び別の女性たちが同じ場所に立つ。警察関係者が「取り締まりだけでは根本的な解決にならない」と漏らす通り、現行犯での摘発は一時的な対症療法に過ぎない。路上から排除された女性たちがSNSを介した直接取引や、さらに密室性の高い危険な環境へと潜行するケースも後を絶たず、法執行機関と地下経済との間で終わりの見えないいたちごっこが繰り広げられている。