伝統工芸を取り巻く現状は決して甘くない。原料となる紫草の入手難、後継者不足、安価な海外製品の流入。かぎろひ屋が守り続けてきた手仕事の技術も、常に途絶の危機と隣り合わせにある。
しかし、絶望の先には革新がある。現在、若手の職人たちが中心となり、新しい試みが始まっている。SNSを通じた製造プロセスの発信、国内外のデザイナーとのコラボレーション、体験型ワークショップの開催など、伝統の敷居を下げつつ本質を伝える努力が続けられている。
世界が注目する持続可能なサステナブル・アート
環境負荷の少ない自然由来染色法は、サステナビリティを重視する海外のファッション界やインテリア業界からも強い注目を集めている。古代から続く知恵が、最先端のグローバル・トレンドと共鳴しているのだ。