エレベーターの鏡の意外な理由とは?進化するユニバーサルデザイン基準

エレベーターの鏡の意外な理由とは?進化するユニバーサルデザイン基準

エレベーターの鏡の意外な理由とは?進化するユニバーサルデザイン基準について専門的な視点から解説いたします。詳細な分析をチェックしてください。

ユニバーサルデザインは、車椅子などの肢体不自由者だけでなく、視覚障害者や聴覚障害者への情報伝達にも徹底した配慮が求められます。

視覚障害者対応の基本となるのが、点字表示ボタンと音声案内機能です。行先ボタンや「開」「閉」ボタンには、指先で触れて判別できる突起形状(凸文字)と点字が刻印されています。近年では、ボタン自体が大きく押しやすいユニバーサルフォント(UDフォント)で数字が印字され、弱視(ロービジョン)の人にも見えやすい高コントラストな配色が施されています。

また、音声案内機能は「ドアが開きます」「上へまいります」「3階に到着しました」といったカゴの動きや現在地を明瞭な合成音声で伝えます。カゴ内だけでなく乗り場側にも「ポーン」という到着予告チャイムが鳴り、上昇(高音)と下降(低音)で音程を変えることで、視覚に頼らずともエレベーターの進行方向を即座に判断できる工夫が凝らされています。

一方、聴覚障害者向けには、非常時のインターホン通話時に「通話中」「応答中」「救助に向かっています」といった状況を文字やランプで知らせるマルチインフォメーション液晶モニターの導入が進んでいます。緊急時に声が出せない・聞こえない状況下でも、双方向の意思疎通を視覚的に可能にする仕組みが定着しています。

山口 彩花
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山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。