『日本レコード大賞』の舞台を語る上で欠かせないのが、長年にわたり総合司会を務めるTBSアナウンサー・安住紳一郎氏の存在です。新国立劇場の舞台裏を取材した関係者によると、秒単位の調整が求められる生放送において、安住アナの進行管理とアドリブ対応力は番組の生命線となっています。
新人賞の発表直前、極度のプレッシャーで声を震わせる若手アーティストに対しては、リハーサル時から温かい言葉をかけて緊張を解きほぐす一方、本番ではあえて息をのむような間(ま)を取り、視聴者を引き込む空気を作り出します。受賞の瞬間に溢れ出るアーティストの涙や言葉に詰まる姿を、過度に煽ることなく品格を持って受け止める司会スタイルは、視聴者からも高い支持を集めています。
毎年コンビを組む女性司会者(人気女優やアナウンサー)との掛け合いや、オーケストラ指揮者との呼吸の合わせ方など、テレビ黄金期の生中継スタイルを現在に継承するプロフェッショナルな現場対応が、番組の重厚なトーンを支えています。