今注目を集めている 植えっぱなしで毎年咲く!多年生植物の選び方と失敗しない育て方について、主要な情報をご紹介しています。

「植えっぱなし」で良いとはいえ、年に数回の適切なメンテナンスを加えることで、株の寿命を延ばし、翌シーズンの花付きを何倍にも高めることができます。特に意識すべき作業が「切り戻し(剪定)」と「冬越し準備」です。

切り戻しの時期と目的は、季節ごとに明確な役割があります。

  • 梅雨前(5月下旬〜6月):草丈が伸びすぎた株を半分から3分の1程度に刈り込み、風通しを良くして蒸れや病気の発生を防ぐ。
  • 花後(開花終了直後):終わった花がらを茎の根元から摘み取る。種を作るためのエネルギー消費を抑え、次の花芽形成や株の充実に回す。
  • 秋・休眠前(10月〜11月):伸び切った枝葉を整理し、株元をすっきりさせて冬の寒風による株のグラつきを防ぐ。

冬を迎える際の冬越しの育て方では、宿根草と常緑多年草で対処を分けます。宿根草は晩秋に地上部が枯れ上がったら、地際から数センチを残してバッサリと刈り取ります。寒風や凍結から根を守るため、株元に腐葉土やバークチップを敷き詰めるマルチングを施すと安心です。

冬の間は植物が休眠状態に入るため、肥料は完全にストップし、水やりも「土がカラカラに乾いてから数日後の午前中」に与える程度へ大幅に減らします。根を過湿にさせないことが、春の元気な芽吹きを引き出す最大の秘訣です。