大ヒットを記録した実写プロジェクトと不朽の名作アニメーション映画の対比も、この特集の大きな見どころだった。絢爛豪華な映像美と圧巻のミュージカルナンバーで話題を呼んだアラジン (2019年の映画)や、エマ・ワトソン主演で世界中を魅了した美女と野獣 (2017年の映画)が地上波の電波に乗った夜、画面から放たれる引力は凄まじいものがあった。
一方で、3DCGアニメーションの金字塔である塔の上のラプンツェルが放映された際には、夜空に無数のランタンが舞い上がる幻想的なクライマックスに息を呑む視聴者が続出した。時代を拓いたクラシックな手描きアニメの情緒から、最新技術を駆使した実写化のダイナミズムまで、ディズニーが歩んできた表現の進化を一望できる贅沢な体験となったのである。