インドネシアで最も有名な日本人は誰?国民的スター達の素顔と現在について専門的な視点から解説いたします。専門家の見解をご覧ください。

日本国内では歯に衣着せぬご意見番タレントとして知られるデヴィ夫人ですが、インドネシアにおける彼女の位置づけはまったく異なります。1959年にスカルノ初代大統領と出会い、1962年に結婚。正式な大統領夫人として名を連ねたデヴィ夫人の経歴は、まさに激動のアジア現代史そのものです。

大統領夫人時代、彼女は日本とインドネシアの外交パイプ役として巨額の政府開発援助(ODA)や戦後賠償ビジネスの橋渡し役を担いました。1965年の「9・30事件」による政変という過酷な運命に翻弄されながらも、ヨーロッパ亡命を経て今なお国際的な社交界で存在感を放ち続けています。

現在でもインドネシアの歴史を語る上で欠かせない重要人物であり、首都ジャカルタには彼女の名を冠した迎賓館「ウィスマ・ヤソ」(現・国軍歴史博物館)が存在するなど、国民の記憶に深く刻まれています。