中山麻聖を語る上で避けて通れないのが、父・三田村邦彦と母・中山麻理という著名な両親の存在です。両親は1980年に結婚し、3人の男児に恵まれましたが、1999年に離婚。中山麻聖は母のもとで育ち、芸名にも母方の姓である「中山」を選びました。
多感な少年期に両親の離婚を経験したこともあり、デビュー当初は「二世タレント」と呼ばれることに対する強い抵抗感や、父・三田村邦彦との間に生じた心理的な距離があったと伝えられています。親の威光を借りずに自力でオーディションを勝ち抜く姿勢を貫いたのも、自立した一人の表現者でありたいという強い矜持の表れでした。
しかし、時を経て自身が役者としての実績を積み重ねるにつれ、父に対する思いにも変化が訪れます。過去の特別番組やメディアでの共演、親子対談などを通じて、同じ厳しい芸能界を生き抜いてきた先輩俳優としての父の偉大さを実感し、現在では仕事や人生について語り合える温かな関係性が再構築されています。公の場で見せる二人のやり取りには、長年の葛藤を乗り越えた者同士にしか出せない深い信頼が滲み出ています。
また、中山麻聖の兄弟関係にも注目が集まっています。3人兄弟の次男である麻聖に対し、末弟である中山翔貴(1999年生まれ・元青山学院大学野球部投手)も俳優として芸能界デビューを果たしました。兄である麻聖は、後を追うように同じ道を志した弟の活動を温かく見守り、アドバイスを送るなど、兄弟仲の良さもファンの間で知られています。