向井理の俳優としての評価を決定づけた近年のトピックとして外せないのが、TBS赤坂ACTシアターでロングラン上演された舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』でのハリー・ポッター役です。父親となったハリーの葛藤やトラウマを繊細に演じ切り、劇場を訪れた観客や演劇評論家から絶賛を浴びました。182cmの長身とすらりとした立ち姿はマントを翻すアクションで圧倒的な舞台映えを見せ、SNSやレビューサイトでも「立ち姿だけでハリーの孤独と威厳が伝わる」「息遣いまで計算された完璧な芝居」と熱い支持を集めました。
一方、フジテレビ系ドラマ『パリピ孔明』では、現代の渋谷に転生した天才軍師・諸葛孔明役を演じ、そのビジュアルの再現度と真面目ゆえのシュールな笑いで社会現象を巻き起こしました。約210cm相当の巨大な帽子と豪華な衣装を着こなしながら、知略を巡らせる姿を威風堂々と演じる姿は、向井の「知性派」というパブリックイメージと卓越したコメディセンスが見事に融合した好例といえます。
映像関係者の証言によると、現場での向井は常に台本を完璧に頭に入れ、共演者やスタッフへの目配りを欠かさないプロフェッショナルとして知られています。NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』で国民的人気を得て以降も、映画やドラマの現場で常に周囲を俯瞰し、作品全体の質を高める黒子にも主役にもなれる柔軟性が、オファーが途切れない最大の理由です。