コートを去ってから数年、かつて男子バスケットボール日本代表の司令塔としてチームを牽引した石崎巧は、現場の第一線とはまた異なる場所で大きな存在感を放っている。彼が現在最も情熱を注いでいるのは、単なる技術指導にとどまらない「思考力の言語化」と、次世代プレイヤーに向けた戦術解剖プログラムの開発だ。
プロバスケットボール業界がかつてないスピードで進化を続ける中、選手に求められる能力も高度化している。石崎は独自のキャリアをもとに、若手選手やコーチ陣を対象とした戦術セミナーを展開。さらに日本バスケットボール協会が掲げる中長期的な強化方針にも呼応し、アンダーカテゴリーの育成支援や戦術アドバイザーとしての役割を果たしながら、日本バスケットの底上げに貢献している。