エアロゾル(Aerosol)とは、専門的には「気体の中に微細な液体または固体の粒子が混ざり合い、分散して浮遊している系(状態)」を指します。日常会話では浮遊する微粒子そのものを指してエアロゾルと呼ぶケースが一般的です。
粒子のサイズは極めて小さく、およそ0.001マイクロメートル(nmレベル)から100マイクロメートル程度まで幅広い範囲に及びます。花粉が約30マイクロメートル、一般的な細菌が約1〜5マイクロメートルであることを考えると、エアロゾル粒子がいかに微小であるかが分かります。
自然界における発生源としては、波しぶきから生じる「海塩粒子」や火山の噴煙、巻き上げられた黄砂などが代表格です。一方で、私たちが使う整髪料や殺虫剤の「エアロゾルスプレー」は、高圧ガス(噴射剤)の膨張力を利用して液体を物理的に引き裂き、微細な霧状粒子として空気中に噴出させる人工的なメカニズムに基づいています。