『ゴーマニズム宣言』の連載と単行本の刊行ルートも、時代とともに大きな変化を遂げてきた。当初は『SPA!』を発行する扶桑社を主要なプラットフォームとし、そこから社会問題に対する過激なメッセージを次々と世に送り出していった。
その後、発信の拠点は幻冬舎など異なる出版社へと広がりを見せる。出版社の枠組みを超えて縦横無尽に作品を発表するスタイルは、作品の表現領域を広げると同時に、単一のメディアに依存しない独立した言論人としてのポジションを確立させる要因となった。活字と漫画が融合したその書籍群は、現代における出版のあり方にも大きな影響を与え続けている。